熱と薬による癌治療

茨城県つくば市の物質・材料研究機構(通称はNIMS(ニムス))のチームが、画期的な癌の治療法を発表しました。
癌を攻撃するナノファイバーのメッシュを開発したということです。抗がん剤と熱による治療ができるシートで、皮膚ガンの培養細胞を使った実験では、2日後にがん細胞が19%に減ったとのこと。

がん細胞は熱に弱く、昔からびわの葉のお灸なども行われてきました。現在では、45度程度に温める温熱療法の研究も進んでいます。
今回のシートは、磁場をかけることで粒子が発熱し、その熱によって高分子が縮み、抗がん剤がしみ出すというもの。磁場で熱を発する粒子、熱によって収縮する高分子、抗がん剤とが混ざって繊維状に加工されています。

皮膚ガンだけでなく、臓器の粘膜に発生するガン(食道癌や、子宮頸がん)の治療に期待が集まります。
癌の手術後にシートを貼っておけば、後から磁場をかけるだけで治療が行えます。
これまでは、温熱療法と抗がん剤投与との併用は困難でしたが、このシートによって効率的に血用ができる可能性がありますね。

http://www.nims.go.jp/news/press/2013/06/p201306140.html