身長をさば読んで治験の申請取り下げ

小林製薬が申請していた肥満症治療薬の製造販売の承認申請を取り下げました。
治験に参加した被験者の身長が改ざんされた可能性があるため。

大阪市西成区にある千本病院で行われた治験は、72人が参加しましたが、その中には病院の職員6名も含まれていたということです。
それだけなら問題ないのですが、そのうち4名の身長が低く記載されていたとのこと。
身長を低く偽装することで、BMIを条件(25以上35未満)に適合するようつじつまを合わせたと考えられます。

同じ時期に行われた職員の健康診断の結果と比べ、4.2~9.7cm低く記載されていたとのこと。

小林製薬は、病院などに法的措置も検討しているということです。

いったいなぜこのようなことが行われたのでしょうか。
被験者の数を増やすため、協力費を病院職員へ渡すため、意図的に臨床試験の内容をコントロールするためなどいろいろと考えられます。

過去にもこういったことが行われていないとも言えず、とても大きな問題です。
また、なぜ発覚したのかも興味深いですね。
このことを問題に思った職員から、リークがあったのでしょうか。

肥満治療と言うことで、直接的に命に関わるものではないのかもしれませんが、しっかりとした臨床試験が行なわれることを望みます。
ひょっとしたら、こういった不正が氷山の一角だったらと思うと恐ろしいですね。